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教師やめたい

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神官
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どんな仕事でも理想と現実は違う、というのはよくあることじゃ。なかでも教員は離職率が高い職業のひとつと言われており、20代の教員が定着しないというのが課題になっているんじゃ。教育現場の実態や、教師をやめたい人に向けた解決案をまとめてみたぞ。

教師をやめたい人が増える理由

教師をやめたい人が増える理由

教師はとても大変な仕事です。子どもを預かる立場なので責任がありますし、仕事の内容も多岐に渡ります。授業だけをしていれば楽かもしれませんが、放課後は次回の授業の準備や生徒や保護者とのコミュニケーションフォロー、進路相談、部活動、教務まで、とにかくたくさんの仕事があります。

中学校や高校になると部活動の顧問として休日出勤することもあり、休みがほとんどない教師もいます。そこに輪をかけてくるのが、クレームを訴えてくる保護者の存在です。些細なことで学校に連絡をしてきたり、文句をつけてきたりするモンスター的な保護者の対処に疲弊する教師も増えているようです。

また、学級崩壊という言葉もあるとおり、子どもたちとの関係がうまくいかずに悩む教師も増えています。大人同士であれば、相性の良し悪しがあっても歩み寄って対処できることもあります。ですが、子どもはまだまだ精神的に未熟なこともあり、自分の感情をダイレクトに出すこともあります。授業中に私語をする、指示を聞かない、生徒同士の喧嘩がはじまるなど、一人が起こした問題はクラス全体に伝染。結果的に学級崩壊寸前になってしまうケースも少なくありません。

こうしてみると、教員の仕事は一般企業よりも過酷だと言えます。仕事量は物理的に一人では抱えきれないほどの量がありますし、精神的にも日々プレッシャーがのしかかり、追い込まれてしまうのです。

企業であれば残業手当がつきますが、教師は残業代がつきません。仕事に見合った対価が得られないのも、離職率が高い大きな要因だと言えます。

向いていない人の特徴

教師の仕事量はあまりにも多く、一人でこなすのは困難です。完璧主義の人は、自分の思い描くクラスの理想像があり、生徒に対しても「こうあるべきだ」というこだわりを強く抱きがちです。しかし、こだわりが強いほど、思い通りの状況にならないとストレスが溜まり、気持ちが押しつぶされてしまいます。

教師は責任ある仕事ですから、すべてが適当では務まりません。しかし、すべてを一人で背負うのではなく、頼れる人に助けを借りながら仕事を進めたり、気を抜くところを作っておいたりすることが非常に大切です。

ストレスをためないコツ

教師の仕事にプライドを持っている人も多いですが、生徒への思い入れが強い教師ほど、精神的に崩れていくことが多いようです。生徒や保護者はお客様だと思って割り切り、なにか面倒があっても開き直って冷静に対応すれば、気持ちは非常に楽になります。生徒のことを思うのは良いことですが、よほど急を要する仕事が無い限り定時で帰るくらいの気持ちがなければ長続きしません。それくらいのドライな気持ちが大切なのです。

ただし、授業だけは気を抜かないことです。生徒は先生の本質を見抜き、シビアに判定してきます。授業をしっかりしてくれる先生ながら多少足りない部分があっても子どもは信頼するものです。授業だけはごまかしが効かないので、真剣に向き合うことを忘れずにいてください。

いろいろ手を尽くしたという人は転職を検討

仕事のやり方や生徒、保護者との関わり方を見つめなおしても「もう限界」と思ったら、教師とは違う道を探すときかもしれません。教師は特殊な仕事ですし、人間関係が複雑なことから精神的に病んでしまう人が後を絶ちません。教師は素晴らしい仕事ですが、向き・不向きがあり、残念ながら気合いや理想だけで務まる仕事ではないのです。

このご時世、教師と同じようにやりがいがあり、さらに人間関係のトラブルが少ない仕事はたくさんあります。人と関わらず、ストレスフリーな仕事を見つけ、あなた自身が生き生きと輝ける日々をぜひ手に入れてください。