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販売職をやめたい

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神官
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携帯電話の代理店、化粧品や洋服の販売、家電量販店の販売…これらの販売職は身体的にも精神的にもきつい仕事として有名じゃ。販売をやめる人が多い理由や、転職を成功させる秘訣をまとめてみたぞ。

販売をやめたいと考える主な理由

販売を辞めたくなる理由

販売は、仕事内容が明確で未経験でも入りやすい職種。自分の成果も数字として表れるのでやりがいがありますし、目標も立てやすいです。その反面、労働環境は決して良いものとは言えません。基本的に労働時間が長いですし、立ちっぱなしで足腰が痛くなったり、サービス残業も当たり前という世界です。

販売職は拘束時間が長く、1日14~15時間勤務も普通にあります。棚卸やセールのときには早朝から職場に入り、終電で帰宅をする日々が続き、仕事をする意味どころか生きる意味を見失ってしまうこともあるのです。一般企業が休みの土日祝日も出勤しなければならないので、付き合う友達も絞られてきますし、付き合う異性の対象も限られてしまいます。「何のためにこの仕事をしているんだろう」と思い悩むのは当然でしょう。

上位職「店長」どまりでは先が見えづらい

近年はブラック企業が問題視されていることもあり、大手企業の場合は労働環境が改善されつつあります。大手なら収入にも反映されやすいので、多少仕事が辛くてもやりがいがあるでしょう。ところが、中小企業は労働環境が悪いうえに、給料は驚くほど安いです。ディスプレイの変更や配送準備など、閉店後しかできない作業も多いですが、人件費をおさえることも店長の役目なので、サービス残業を強いるしか方法はありません。

キャリアプランも描きにくく、将来性が低いことも販売職の離職理由の一つに挙げられます。店長になった後は本社勤務を目指す人が多いですが、本社勤務に栄転できるのは一握り。多くの人は店長でキャリアがストップしてしまうのです。

販売職の年収の低さ

販売職の年収の低さ

厚生労働省の調べによると、販売職の離職率は14%にものぼります。仕事がきついのはもちろんですが、年収も定着率と大きく関わっています。

平均年収は、なんと38歳で325万円です。ちなみに、他業界と比較すると、金融・保険業が627.9万円、教育・学習支援が540.3万円、医療・福祉が499.6万円ですから、販売職の年収がいかに低いか一目瞭然です。年収が低いことを理由に販売を辞める人が多いのも、当然だと言えます。

いろいろ手を尽くしたという人は転職を検討

販売職は我慢しても給与に反映されず、キャリアも築きにくい仕事。長時間労働もお客様のクレームもまったく問題ないと思える人以外は、早めに転職を決めた方が良さそうです。

仕事を辞める人は人疲れしていることも多く、人とできるだけ関わらない仕事をしたいという人も多いので、人と関わりの少ない職種を選ぶのもおすすめです。いずれにしても、自分がどんな条件の仕事に就きたいのかを明確にし、できるだけストレスの少ない職種を選ぶのが、転職成功の秘訣といえるでしょう。