ここは人と関わらない仕事を求める者が集まるアローネ(alone)神殿。組織に属することが苦手な君の転職が見つかるよう手助けする場所じゃ。まずは希望を選択するのじゃ!
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介護の仕事は大きなやりがいがあるが、悩みを抱える者が多いのも事実じゃ。介護をやめたい人が後を絶たない理由や、良い職場に転職する方法をまとめてみたぞ。
介護職の離職理由は色々ありますが、「職場の人間関係」と「収入の低さ」の2つが占めています。
最も多いのが人間関係のトラブル。10代から60代まで色々な経歴を持った人が集まる職場なので、意見の食い違いが生じやすいですし、女性が多い職場なので派閥があり、陰口やいじめが横行することもあります。
ニコニコ笑って介助をする仕事というイメージがある一方で、裏では上司に媚びを売ったり、新人をいじめたりといった闇が深い仕事でもあるのです。マネジメント力のある上司がいればかなりマシです。
ただ、統率力のない人がリーダーになると職場スタッフの士気が下がり、職場の雰囲気もどんよりしてしまいます。介護はスタッフ同士の連携が大切な仕事だからこそ、人間関係の良し悪しが仕事のやりやすさに大きく影響するのです。
仕事量が多く体への負担が大きいことも介護職の辛いところ。部屋の掃除、おむつ替え、食事の補助、寝返りのサポート、入浴介助など、とにかく多くの仕事があります。それなのに業務優先の為、休憩時間がまともにとれないこともあり、実態はブラック企業化している職場も少なくありません。
慢性的に人手不足なのにスタッフを増やしてくれず、スタッフはみんな疲労困ぱい…。精神的におかしくなって辞めてしまう人がいるのも当然です。
一般的に正社員として働く場合は手取りで月15万~16万円程度で、年収は250~400万円くらいが相場です。ヘルパー1級、2級、ケアマネージャーの資格を取れば多少の手当てがつきますが、仕事内容からすると、とても見合わない額です。肉体的、精神的にハードな割に給与に反映されず、離職する人が後を絶ちません。
介護の仕事を選ぶ人は、多かれ少なかれ「人に貢献したい」という気持ちがある人だと思います。冷静になり、「やりがい」「不満」「報酬」を天秤にかけ、メリットの方が多いと感じているうちはまだその職場から離れない方が良いかもしれません。自分の考え方を少し変えるだけで、楽な気持ちで仕事ができるかもしれないからです。
それでもやめたいと思ったら、転職を決めましょう。介護職そのものが向いていないと思ったら他業種に転職するのもありです。介護現場の人間関係に疲れて転職をする人は、一端人と関わる仕事から離れてみるのもおすすめです。根気よく探せば、今よりも給料や待遇が良く、人と関わりの少ない仕事があるはずです。