ここは人と関わらない仕事を求める者が集まるアローネ(alone)神殿。組織に属することが苦手な君の転職が見つかるよう手助けする場所じゃ。まずは希望を選択するのじゃ!
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転職の失敗を機にニートになるケースはよくある話じゃ。しかし、ニート生活に浸かってしまうと抜けられず、その末路は悲惨なもの。待っているのは絶望的な未来なんじゃ。
すでに日本社会で浸透し、定着している「ニート」の言葉。ニートには定義があり、内閣府では「15~34歳の就学、就労していない独身者」のうち「就職希望を表明しながら休職活動を行なっていない人」と、「就業希望を表明していない人」をニートと捉えています。つまり、ニートは若者が対象です。
10代、20代前半のニートならまだ希望はありますが、中年期を過ぎたニートには働き口もなく悲惨なものです。ニート生活を長く続けると、公の場に出られない、結婚できない、親とトラブルになる(絶縁に至る可能性も)、家を失うなど、いわゆる「人並な幸せ」とは無縁の状況になります。
親の死亡を機に慌てて就職しようとする人もいますが、最低レベルの賃金かつ過酷な仕事しか行き場はありません。生活保護も簡単には下りませんから、かなり貧しい生活が強いられることは間違いないです。
労働政策研究・研修機構が行なった調査によると、15歳から34歳のうち、中卒男子の9.8%、女子の8.6%、高卒男子の3.6%、女子2.3%、大学・大学院卒男子の1.3%、女子1.3%がニートであることが明らかになっています[注1]。最終学歴が低い若者ほどニートになりやすいというわけです。
一方で、昨今問題視されているのがニートの状態のまま高齢を迎える、中高年ニート。すでに35~49歳のニートは平成14年時点で89万人にも及びます[注2]。現在はさらに増えているのが、容易に想像できます。
ニートの就職はとてもハードルが高いです。しかし、就職先がまったくないわけではありません。「未経験可の仕事に応募する」「エントリーシートや面接で、誠意を見せる」といった対策をすれば、一般的な企業に就職できる可能性があります。
ただし、中高年の職歴なしとなると、とても厳しいと言わざるを得ません。転職サイトや転職エージェントの求人の多くが、30代前半までを条件としているからです。
ここまで読んで「このままニートを続けていたらやばい」と少しでも焦った方、ニートでも就職しやすい仕事もあるので安心してください。もちろん職種は限られていますが、介護職、運送業、工場作業員、卸売り・販売業などは、経験が問われないことも多いです。
正社員の経験がある人は、やはり、かつて働いていた仕事と類似する職種が有利です。ただし、人間関係で仕事を辞めた場合は、新たな就業先でも同じような悩みに直面する可能性もあります。そもそも、人付き合いが苦手な可能性もあるので、その場合は、できるだけ人と関わりの少ない運送業(ドライバー)などが良いでしょう。
いざ、人と関わらない世界へ!
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