ここは人と関わらない仕事を求める者が集まるアローネ(alone)神殿。組織に属することが苦手な君の転職が見つかるよう手助けする場所じゃ。まずは希望を選択するのじゃ!
【登録日:
- 登録日:
人の見た目をキレイにするだけでなく、美容師はキラキラと輝いている人が多いイメージがあるな。楽しく華やかに見える世界に憧れ、専門学校に入学して美容師の仕事に就く者も多いことじゃろう。一方で、美容師は過酷な仕事でもある。夢と現実とのギャップに驚き、アシスタントの時期にやめる者も少なくないんじゃ。美容師をやめたいと思う理由や、解決策をまとめてみたぞ。
美容師は、一見楽しく見える仕事ですが、見習い期間が多く、人並みの給料をもらえるようになるまでには数年以上かかります。
一人前の美容師になるためには、閉店後や休みの日にも研修やテストを受けなければなりませんし、努力を重ねても先輩のようにうまくできず「才能がないのかも」と、ときには自信をなくすこともあります。
職人気質の業界なので上下関係も厳しく、一人前になるまでは毎日先輩の厳しい言動に耐え、スキル向上のための勉強が必要になります。
疲れがたまりにたまって、休日は寝て終わり。友達と息抜きに出かけることもできないという日々が続き、ストレスを抱えてしまう人も少なくありません。美容師は、憧れだけでは目指せない仕事なのです。
なんといっても、離職率の高い一番の理由は「年収の安さ」でしょう。カリスマ美容師として知名度が上がれば高収入が得られますが、アシスタント時代の給料はスズメの涙ほどしか貰えません。青山や表参道などの一等地にある有名店であっても、初任給が10万円前後というケースは決して珍しくありません。
スタイリストになれば、基本給が20万円ほどに上がり、指名料などのインセンティブが加わりますが、それでも美容師の平均年収はわずか285万円程度です。一般企業の平均年収が400万円ほどですから、やはり売れっ子にならない限り大きく稼ぐことは難しいと言えます。
ここを我慢して修行を乗り切れば将来的に独立開業も夢ではありません。多店舗経営までいけば年収2,000万円以上も目指せますが、そこまで成功できるひとは一握りです。
年齢を重ねると体力の衰えや美的感覚のずれを感じたりすることも多く、美容師の仕事に限界を感じてリタイアする人も少なくないからです。それほど、美容師の仕事を続けるのは難しいことなのです。
美容師は手に職ですし、せっかく就職したのであれば、地道に修行をして一人前になった方が良いに決まっています。年齢を重ねて技術を磨けば、安定した収入を得られるはずです。しかし、どうしても美容師をやめたいと思ったら、ほかの業種に転職するのも手です。
美容師をやめた人の体験談を見ると「座り仕事に転職したら体力を消耗しなくなった」、「お客さんや同僚に気を遣わない仕事だからストレスゼロです」、「周りの人と休みを合わせやすくなり、友人に誘ってもらいやすくなった」などの声を多く見かけます。
美容師のように技術と接客の2つのスキルが必要となる職種はとても大変です。今のご時世、人と関わらずにできる仕事はたくさんあります。あなたにとってストレスフリーな仕事を見つけることが、心身共に健康でいられる秘訣になるはずです。